#001 SYNCRONIZED SPACEWALK

群衆シミュレーションプログラミング

NEWSPACE、第1回は「群衆シミュレーション」。小学校の授業で取り上げられるほど身近になってきた、プログラミングによるビジュアル表現のプロトタイプです。宙を舞うたくさんの宇宙飛行士は群衆シミュレーションの技術を応用して制作しています。自然界の、あらゆる群衆の動きに潜む美しさを、モーション解析によってプログラム化し、人工的に再現することができるんです。例えば、大量の“個”が渦を巻く、鳥や魚の群れの動き。あるいは、スクランブル交差点を行き交う人間の動きもその一つ。キモさの中にキレイさがあるこのビジュアルは大量の宇宙飛行士が無重力空間を優雅に泳ぎながらゆっくりと形を変えていきます。アートディレクターは、グラフィックをつくる時、あらかじめ1枚の絵を考えるというよりも、時間軸上で切り取るタイミングを選ぶ、というやり方をします。だから、動きのデザインも、重要なアートディレクションになるんですね。

川腰 和徳

KAWAGOSHI KAZUNORI